応急救護講習

心肺蘇生法は頭では理解してますが、実際にやったことはなかったのでこういう機会は有り難いです。
 まず、肩をたたきながら3回声をかけて意識を確認します。返事がなかったら大声で協力を求め、救急車を呼んでもらいます(AEDも持ってきてもらい、スイッチを入れて音声指示に従って操作します)。
 ついで、あごを上げ頭を後ろにそらせて気道を確保します。そして頬を相手の土とは何近づけて、呼吸及び脈拍を10秒以内で確認します。
 呼吸がなかったら、まず鼻をつまんで静かに5秒に1回の割で2回息を吹き込みます。
 呼吸が回復するか、咳や身体を動かすなど循環のサインがあるかを確認し、無い場合は心肺蘇生法に移ります。
 胸骨の下半分の位置を両手で垂直に上から心臓を約100回/分の速度で15回圧迫します。深さは4cm位。その後人工呼吸2回行います。これを4セッション行い、循環を確認する。その繰り返しです。
 最近、電気ショックで心室細働などをおこして心臓のポンプ機能が働かなっている状態におけるAEDの使用を医者以外でも使用できるようになりました。てっきり救急救命士など資格のある人が対象だと思ってましたが、今回の講習では意識がないことを確認した時点で、救急車を手配すると共にAEDでの処置を行うことが標準になったと教えていました。
 とはいうものの、USAなどと違いAEDなんて消防署か救急病院など置いてあるところは限られています。また、講習を受ける必要もあり、一般化するのはまだ先の話に思えました。
 日本ではまだまだこのような操作が一般化しておらず、死なずに済んでも脳への巡回が止まっていたために植物人間になるなど目に見えない障害が相当隠されているようです。もっともやりすぎて肋骨骨折を起こしてしまうなど事故もあります。今までは素人療法の方が危険として医者に任せることが普通でしたが、これからはリスクがあってもトータルでの生存を上げるためには普通の人が積極的に関わる世界をめざして行くわけです。
 さて、最近の風潮としては、親切でやって恨まれては元も子もない、やばい状況には近づくな、ですので何処まで根付くか心配です。権利も良いですが、義務に果たさないと。子供達には道徳教育よりも実地講習で周りの人を助けることを教えるべきです。国ってはっきりしないものより隣人がまず第一です。災害になっても国が何かをするまで待っていては助かるものも助かりません。   (00:35)