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SFマガジン 2005/8月号
中公文庫 お65-5 荻原規子 西の善き魔女酈 銀の鳥 プラチナの鳥
西の善き魔女〈5〉銀の鳥プラチナの鳥 (中公文庫) さて今度はアデイルが主人公になるようです。更に世界が広がってきましたね。このような世界を考えるのは楽しそうです。自分もいくつか考えたことがありますが、何処まで詳細にくみ上げることができるか、そしてその舞台にどの様な物語をおくのかで前に進みません。頭の中では言葉は積み上がってゆくのですがね。
新潮文庫 う5-11 梅原 猛 天皇家の"ふるさと"日向をゆく
天皇家の“ふるさと 梅原史学は「地獄の思想」から読んできてます。「隠された十字架」「水底の歌」などコペルニクス的転換と思いました。今回の浜田論になっていませんが、なかなか面白そうです。高千穂峡は昔行ったことがありますが、高千穂峰には登っていません。一度行ってみたいな。
小学館文庫す2-2 杉浦日向子 お江戸風流さんぽ道
お江戸風流さんぽ道 (小学館文庫) 最近は徳川時代というそうです。さて当時の世界の中でどの様な位置づけだったのでしょうか?もし、極東でなければ鎖国を貫けたのでしょうか?そして、文化、科学面でどの程度遅れていたのでしょうか?社会としてみたときどの程度不自由だったのでしょうか?
 色々と見方があるでしょうが、日本国内で完結するよう社会を作ってゆくとすると人口的には徳川時代程度になるのだそうです。安定社会で、人口も安定してましたが、それを維持するのは幼児死亡率が高いだけではなかったようです。貧しさだけでなく、将来の教育などを考えての間引きが結構あったようです。避妊法が知られていなければそう言う選択をしなければ国を食いつぶしてしまったでしょう。カトリックから見ると神を恐れぬ社会だったわけですが。宗教が絡んだ戦争が続いて人口が1/3まで減ってしまった欧州ではそう言う選択肢でしょうが、平和を維持するにも犠牲は必要なようです。
 宇宙への植民を本気で考えない限り、地球全体の容量を考えると、何処かで人口の増加に歯止めを掛けないといけません。日本が将来を悲観していますが、何処の国であっても将来的にはそうならないと人類に明日はないのです。ただ、人口構成は考えないといけませんね。将来老化を止めることができるとして、果たしてそれを選択するのでしょうか。