今年のBest PDA

Mobiler諸氏が「今年自分にとってのBest PDAは」という報告をされているようです。さすがにPDAウォッチャーの方々は購入される種類、台数が半端なものではないですね。使ってみて、自分に合うかという視点からの講評は単なる紹介と違って、今後の購入を考える上で参考になります。と言っても実際に購入することを考えている段階ではないのですが。
 さて自分にとってと今年の一台と言えば、やはりDigiwalker Mio168でしょう。なんせ新規に購入した機種はこれしかありません。たまたま、Happy Hakking Keyboardの開発時期と対応しており、興奮の日々を過ごすことができました。おかげでMobile Newsに紹介していただくという思いもかけない光栄に浴することがでした。感謝です。
 Palm size PocketPCという機種については興味はあったのですが、今までのものはちょっと中途半端な感じで使ってみたいという気にはなりませんでした。ブラウザーに徹するのであればDataSlim2で十分ですし、入力まで考えるのでしたら画面にスライラスでタップということではとても使い物にならず、キーボード付でないと実用に耐えないというのが理由です。Mio168の場合はGSPと言う付加価値と値段の両面で及第点だったので購入してみました。
 ところが、使い出すと欲が出てきます。評判のよいSoftをいろいろと試してゆく中で、入力方法についてもいろいろと知るとところとなりました。その結果、TeaPadとPQBoxという組み合わせで、実用的な入力も十分できるという感触を掴み、更に話題のHHKに手を出したのが運の尽き?、新しい世界が見えてきました。それまでは親指入力って実用性がないとばかり思ってたのですが、やってみると大違い、正式キーボード並には行きませんが、考えていることの流れに十分間に合う速度で入力できます・・・親指シフトはもう一段新しい世界が開けますが・・・。これにははまりました。正にキラーアプリです。今まで「その場日記」をどう付ける頭を悩ましてきたのですが、一挙解決です。Sig3でもこうはいきません。絶えず身につけられる物理的な大きさと言うものの重要さにあらためて気づかされました。
 もちろんGPSについては言うまでもありません。カーナビを馬鹿にしていたのですが、あるとないとは大違いです。ただ、まだ活用しきっているとは言えません。情報的にはいろいろと調べてはいますが、自分としての確固たる運用方法が決まってません。ハード的には車で使う分にはいいのですが、自転車では固定方法や電源という問題があります。表示しっぱなしでは電池が心許ないのが欠点ですね。電池交換ができれば予備バッテリーで対応できそうなのですが、パワーバンクのような外部バッテリーで対応すればよいのでしょうが、値段の大きさで決心がついてません。

 その他としてバックアップ用にid:yama-sさんから譲って頂いたSigmarion3がありますが、こっちの方は既に使い方も決まり、無くてはならないものになってます。Bestというと抜かすわけにはいかないのですが、いかに使えるSoftを増やしNotePC代わりにするかという話題的には去年段階でほぼ終わっていました。

 ついでにもう一つ生活を変えたものと言えばSanyo Xacti MDX-C1です。これも絶えず身につけられる事の重要さを体感させてくれました。何せ、胸ポケットに入れて持ち運べ、5.7倍までズームができるのですから記録を残すという面からは新たな世界が開けました。はっきりといって、周囲を見る目が変わりました。単に漫然と見るだだった光景を、あっ!これは撮影対象になるととっさに判断するようになったのです。更に1GB SDカードを手に入れ、VGAでMPEG4動画を撮ることに違和感が無くなってからはまた世界がひとつ広がった感じです。
 かつて、ビデオカメラを手に入れてからはそれまでもっぱらContaxでのリバーサル撮影に熱中してきたのがうそのようにビデオ一本槍になりました。その後、デジカメを手に入れてからはビデオの出番が減ってきました。ちょうど子供の成長的にビデオ対象が減ったせいもあったのでしょうが、これらの推移の一番大きな理由は一度に持ち運べる機材のボリュームにあります。ビデオを撮りながら、いい光景だけとっさに写真撮影するためには首に両方ぶら下げていないといけないわけです。今までの機器では一時的にはできても毎回やる気にはなれませんでした。旅行を考えれば本体だけでなくテープやフィルムさらにはバッテリーに充電器など持ち運ぶものが増える一方です。当然NotePCも持って行きますし、身動きの取れない量になります。
 それがMDX-C1一台で大丈夫になったわけですから大きいです。Sig3とMio168を組み合わせればかつての環境を上回る内容が1台分少々で手にはいるわけです。すばらしいですね。かつて考えていた理想の条件の大部分が達成できたようです。
 以上を考えるとデジタルモバイル環境として今年ほど大きく変わった年はなかったように思います。さて来年画期的な変化があるとすると何かな。 (01:35)