六義園

昨日出かけたのは結局14:00といつものペースにでした。今回はコースを変えて駒込からお茶の水に抜けましたが、途中で「六義園」をのぞいてきました。この前行った「旧古河庭園」は日本庭園とバラ園や洋館の取り合わせでしたが、こちらは純然たる日本庭園です。犬公方で有名な5代将軍綱吉の懐刀である柳沢吉保の庭園で、その後荒れ果てていたのを明治になって三菱の創業者の岩崎弥太郎の別邸となって整備され、昭和13年に東京都に寄付されたそうです。茶屋や茶室はありますが、母屋がないところがおもしろいですね。確かにそぞろ歩きやお茶をするにはいいですが、住むのにいいかは?行ってみれば江戸時代のテーマパークですからね。
 東京の楽しみは良い庭園を訪れることです。いずれも今の東京では考えられない広さを持っています。当時100万の人口を誇っていた江戸でも大名屋敷は広大な面積を占め、その中は程度の差はあれ自然が残された庭園が造られていたそうです。会社に入った頃「小石川後楽園」に行ったことがあります。そのとき東京の奥深さに感心しました。関西人としては悔しいのですが、教徒は別格として、大阪には大阪城をのぞいて庭園といえるものはありません。
 上野の近くでは「旧岩崎邸」もそのうちに行ってみたいと思っています。ここの洋館は岩崎邸の石造りと違い、北海道庁を思わせる木造のようです。また、浜松町の駅を通るたびに一度行かなければとおもっている旧芝離宮恩賜公園もあります。