サイクリング花見の日

kinoutobito2004-03-27

お疲れ様でした、と自分を慰めています。今日は天気は良かったので、お弁当に野菜コロッケパンを持って出かけていました。頭にあったのは浮間&戸田公園の桜でした。後は地図を見ていて目についた野火止の平林寺です。緑が多そうで期待できます。
 Create Nomado Muvo2 1.5GBを使える状態にするためにファームウェアをダウンロードしたりしていたので、ちょっと遅くなりましたが、11:30に出発、風は少し冷たいです。気持ちよくペダルをこいでゆくと、新河岸川のほとりに水上バスの乗り場がありました。小豆沢河岸広場です。ここで最初の桜見、静かでなかなか良いところです。そのまま新河岸大橋を渡って北上してゆくと道の両側が桜、工場地帯ですが、今日は静かなものです。新幹線のガードを越えて右に曲がると浮間ヶ池の風車が見えてきました。
 浮間公園の桜はほぼ満開、天気が良かったので人は多く、車いすの人をよく見かけたのは何かあったのかな?東京北区新潟県人会のおけさの祭りでそろいのゆかたで踊っておられました。ゆっくり昼飯をとって、戸田漕艇場に。こっちの桜はまだ少し早く、人出はあまりありませんでした。今日も練習しているフォアー、ダプル、シングルなど、女子のフォアが目につきましたが、試合でもあるのかな?日本でポート専用の施設ってここ以外にきちんとしたものがあるのかしら?もっともこも西の端が競艇場になっていて、今日も大画面でどこかの中継をやっており、けっこう人がいました。
 ここまでで13:30過ぎ、それからは地図を身ながらでないのでけっこういい加減に走ったのですが、東京の北西部も自転車で走るとけっこう高低差があるのですね。こんな時は電動にして良かったと思います。走れば走れるのですが、スイッチ一つでターボが効くありがたさに頭が下がりました。帰り着いた時の太腿の状態からすると、なければひょっとすると帰れなかったかも。
 笹目通り和光市、そこから川越街道で朝霞市を経て新座市へ。和光市といえば私にとっては本田技研研究所の町、けれどその正面にアメリカ経済スパイ法で有名になった理化学研究所がおるのは知りませんでした。日本の科学研究の柱の一つ、戦時中は原爆なども開発していたとか。桜がきれいでした。そして、朝霞は陸上自衛隊の町です。隊員の募集センターが大きくてガラスを多用したきれいなものでした。こう不況になるとけっこう集まるのだろうか、それともイラク派兵のために人気が落ちているのだろうか?
 そしてようやく新座市。左に曲がり、市役所の前に出ると右手はうっそうたる雑木林、これぞ武蔵野って感じ。しかし行けども平林寺の入り口は見えてこないし、けっこう車が走っているので向かいにわたるのも大変です。そこで思わぬ文化遺産と遭遇。新座市睡足軒の森、「電力王」と異名を取った松永安左エ衛門(耳庵)が飛騨高山から移築した茅葺きの田舎屋−睡足軒です。今日はお茶会があって中は見えませんでしたが、風情があって桜と辛夷が見頃でした。ここで石の手水鉢に辛夷が浮かんですてきでしたのでパチリ。
 そしてちょっと先にようやく平林寺の入り口が見えてきました。ちょうど15:30、入場料は\300、閉門は16:30とのこと、普通なら十分なのですが、何せここは広いのであまりゆっくりとはいきませんでした。平林寺の中に野火止用水があるとのことで楽しみしていたのですが、残っているのはちょっとした溝のようなものだけでがっかり。野火止塚があるのは知りませんでした。ここにも桜が数多くあるのですが、雑木林の奥にひっそりと1本だけ咲いている桜は好みですね。順路の一つの松平伊豆守信綱の墓はちょうど整備中でまたがっかり。でも、来た甲斐がありました。正門に帰ると16:30もう閉まっていましたが、勝手にあけて出ればよいようです。
 すでに宵がしのびよっており涼しくなってきたので、寺前の茶店で「源平そば」なるものを頼みました。細く上品な麺に肉とほうれん草とタケノコ、出汁は少ししょっぱいかな。後から写真撮っておけば良かったかなと後悔しました。この時点で実は少し足にきてました。そこからの帰りは写真を撮る余裕もなく、ただ何とか帰り着くことだけを考えて走りました。そして、危うく大けがをするところでした。道を誤って関越高速沿いに南に行き過ぎて、修正するために住宅地の中の道を走っていると
前の自転車を追い越した時、右手から急にオデッセイが出てきて止まりきれず、正面からぶつかってしまいました。幸い倒れることもなく、自転車の方も大丈夫でしたので、事故扱いにせずそのまま帰ってきました。うーむ、あの状況だとこっちの方が悪いだろうな。東京外環通り沿いに北上してゆくと、立派な建物、司法研修所です。その先を右に曲がるとまた立派な建物、こっちは税務大学校和光校舎。大学校というが
どんな人が入っているのだろう。その横が国立伝染病研究所、保健医療科学院、裁判所職員総合研修所など国の建物が並んでいます。いずれもりっばなもので税金がどんどん流れ出している感じ。その先の諏訪原団地は古いものですが、敷地内の桜が満開でした。いかにも庶民の桜という感じでいいですね。そして、笹目通りに出てようやく一周してきました。来た道をたどって夕暮れの道を走るのですが、大分にくたびれてます。そのせいもあって高島平駅を過ぎたところでランプを取り付けようと走っている中で操作していたのですが、手を滑らして落としてしまいました。バラバラになってしまって、とうとう電球が見付かりませんでした。ということで、無灯火で帰ってきました。ちゃんと止まって付ければ良かったのですが、いつもなら問題なくできる作業なのです。相当に疲れていたということでしょう。帰り着いたら18:45、平林寺前の茶店を出たのが17:00頃でしたので、1時間半ぐらい。思ったよりも近いのですね。もっとも高低があり、車も多いので、決して楽ではないです。秋葉原が1時間でしたので今日の方が遠出でした。