昨日の成果

 昨日は「ハヤカワ文庫JA728 プリンセス・プラスティック5 ハリアー・バトルフリート 米田淳一」と「秋田文庫49-1 ロン先生の虫眼鏡1 光瀬 龍&加藤唯史」を購入。「創元推理文庫Fシ-4-4 グリフィンの年 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」の再読完了、この本は9/11に購入した同じ作者の「ダークホルムの闇の君 創元推理文庫Fシ-4-3」の続編。また、作者は2004年夏公開予定の宮崎駿監督「ハウルの動く城」も書いている。もっとも購入したのは新聞広告で魔法大学の学園ユーモア小説ということだったから。きっちり構築された魔法の世界、さらにはグリフィン−私にとってはグリフォンが正しいのだが−に人間と同じ感情を持たせながら、生物的には異質な存在をきちんと書き込んでいる。となると当然前日譚に興味が広がり、探したのだが少し前の文庫などすぐに消えてゆく昨今、ようやく東京出張の際に見つけた。ディズニーなどのテーマパークが相当に意識されており、悪役がチェズニー氏なのは笑ってしまった。確かに、魔法のテーマパークを実写で行ったら面白いだろうが、現実に殺し合わされる側にたつとその悲惨さは想像を絶する。昨今のアメリカの力の論理ともうけ至上主義を戯画しているが、魔法世界側のナイーブさにやきもきしてしまう。最後に神々が登場して解決するとなるとまさに「デウス・エキス・マキナ」。それがうまく収まっているのはさすが。
 そして今日からは「創元推理文庫Fホ71 マットの魔法の腕輪 ニーナ・キリキ・ホフマン」に取りかかった。これもなかなかよさそう。
ということで今はファンタジーの日々を楽しんでます。