2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」

廃線跡を旅する The Ruins of Rail → http://www.kysd.net/fuku42501.html
ちゃきちゃきの鉄道ファンの方がたまたま一両目に乗り合わせていて、九死に一命を取り留められた体験記です。半年たって、ようやく負傷も癒えきたようで、冷静にまとめられておられます。当事者だけが書ける詳細な描写と、鉄道ファンだからできた的確な事故分析には頭が下がりました。自分の傷の重さ考えると救助に来た救急隊員に気遣うことなど普通はなかなかできません。実際は混乱もあり、様々な思いがあったでしょうが、このように冷静にまとめられているのには感心すると共に、その暖かい人間性に心が打たれました。自分ならとてもここまではできません。絶望してあきらめたり、なぜもっと手早く救い出してくれないのかと救急隊員にくってかかったりしたのではないかと思います。とにかく多くの人に読んでももらいたいですね。
 亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、交通機関の運行に係わられている方々にもう一度自分たちが背負っている責任について思いを巡らしてもらいたいと思わずにはいられません。   (03:55)