NHKそのとき歴史は動いた

南方熊楠翁が現在と同じ内容でエコロギーという言葉を使っていたとは知りませんでした。熊野古道が今残っているのは彼の努力の結果だったのですね。明治維新というと封建制の江戸時代を終わらせたプラスの面に脚光が当てられがちですが、国家神道が定められ、地方の神社が合祀ということで整理され、ご神木など鎮守の森がお金儲けのために大々的に切られるという、森を敵視した西洋文明のマイナス面をそのまま導入してしまいました。何せ調子に乗ると歯止めがなくなって、ゆけゆけどんどんで進んでしまうという日本の悪い面がモロでてしまいました。
 今、NHKプロジェクトXを見ていたら湯布院が高層マンションを建てさせないために苦労した話題を取り上げておりました。この国では緑を維持するという本当なら一番重要なことに対して同じ様なことを今も続けてます。進歩って物がないですね。