機動戦士ガンダムⅠ

18:00過ぎにチャンネルを回していたら懐かしい画面に出くわしました。ジオン公国のザクが3体人工衛星に進入するところです。そのまま2時間半見入ってしまいました。劇場版をきちんと見たのは多分最初だと思います。TV版のエピソードはほぼ網羅されているようで、あまり違和感を感じませんでした。
 何しろ今シリーズはオリジナルを見て、気に入ってしまい、ビデオをきちんと撮ってあったのですが、仙台に引っ越す際に手違いから破棄されてしまい、がっくり来たものでした。その後、まとまった形で見るのは今回が初めてですが、やはり引きつけられます。話の進め方には不自然な部分もありますが、その中での人間の心の動きには自然とついて行けます。もっとも現在の若者はどうなのでしょうね。
 イラク戦争やその後を見ていると今もこの当時の戦争やそれに関連する暴力についての問題意識は変わらないように感じます。オウム裁判が松本教祖に死刑判決まできましたが、あまりに長すぎました。またオウム真理教アレフという名で生き延びまだ信者は残っております。更にそれに代わる存在がやはり人々を引きつけております。宗教の姿をまとったり、民族?主義の形まとったりしながら、今や自爆テロが一般化しております。世界のあちこちで関係のないものを巻き込んで不安を醸成させ、ある一部だけにとって都合のよい地獄を作り出すことが平然と行われています。
 問題は「ならず者国家」にあるのではありなく、「ならず者」に率いられて地獄を作り出してしまう人々がいることなのです。もちろん「ならず者」の中には言い出しっぺのブッシュJR大統領が入っていることは当然ですね。問題解決のための暴力・・最近では単なる気晴らしのための暴力すら一般化しておりますが・・に対して有効な対策はとうとう人類はもてなかったのでしょうか。そういう意味で「新人類」や「ニュータイプ」への期待があるのもわかりますが、種としての限界として認めてしまうのでは人類は悲しすぎませんか?