エースをねらえ

家を出ようとしたら、ちょうど総集編をやっており、つい見込んでしまいました。実は学生時代(連載いつだっけ?間違いないよな、第2部が入社後のはずです)に原作の洗礼を受け、会社に入って硬式テニスを始めた理由の一つでした。当時のテニス界を考えればその影響力はけっこう大きかったと思います。沢松和子や伊達公子といった世界で活躍する選手が育ち、女性の方が世界に近いことを知らしめました。あの独特の説教臭さはその世界に入り込んでしまうとついその気になってしまいます。バブル期では笑い話にしかならなかったでしょうが、今ならガテン系の興隆もあってけっこう新鮮に受け止められるのではないでしょうか。
 実写版ですが、総集編を見た限りはけっこうきちんと作っているようですね。宗像コーチの蜘蛛の巣の和服まで出てきてつい(笑)。制服がミニで、県立西高等学校が妙にしゃれており、合宿所や試合会場など時代の差がしみじみと感じられます。雄蝶夫人が縦カールでないまでもそれなりなでキャスティングも悪くありません。ちょっと不満だったのは藤堂先輩、もうすこし大人っぽい方がいいかな。