購入・読了

大分たまってしまっています。
文春文庫え4-11 満月 空に満月 海老沢泰久 井上陽水の物語−デビュー前からヒットするまでの奇跡。この人の作品は「監督」「F1地上の夢」と読んできたが、視点の確かさは感じます。どちらかというと初期の陽水の感傷的な詞が好きですが、「氷の世界」や「東に西に」は歌としてはいいのですが詞としては?と思っていました。その理由がようやくわかりました。いいたかったのはさびの部分だけ、そこまでは興味を引くためのイントロと言うわけだったのです。ボブディランのJust lile a womanからインスパイヤーされたとは。
集英社文庫686 王妃の離婚 佐藤賢一 時代は少し離れますが「カルチェ・ラタン」と重なる話です。主人公が弁護士ですが、やはりマギステルと呼ばれるカノン法の専門家。その過去が実にドラマチック。さすがに第121回直木賞を受けただけのことはあります。時代背景とその中の人間が現代人にも共感できる形で描写されてます。正義とは何か、男と女の感性の違い、でもちょっと類型的?フェミニストはいやがるだろうがそれもその時代では当たり前かな?
双葉社 アクションコミックス 鎌倉ものがたり20 西岸良平 連載20周年記念フェアとのこと、もうそんなになるのか。こうなるともう主人公に年をとらせることができない。だから矛盾がででくるが、実は一色先生は団塊の世代、学生時代に劇画を描いたり、フォークを歌っていたというどちらかというと我らの世代の人間なのだ。エビリディマジックの世界につながるちょっと不思議な鎌倉という世界にあこがれを感じませんか?
双葉社 アクションコミックス Bar レモン・ハート19 古谷三敏 これも息の長いシリーズ。実は酒の飲めない私にとってバイブルの本。これを読むとなぜ酒の味が判らないのか、楽しめないのか恨めしくなる。
小学館 BiG SPIRITS COMICS ギャラリー フェイク29 メキシカン・センチメンタル・ジャーニー 細野不二彦 やはり息の長いシリーズ。よくネタがつきない物と思うのですが、世間では次々新しいネタが生まれているのだから後は作者の意思次第ですね。個々でもメンバーは年をとってませんね。
創元推理文庫 Mノ-2-1 ハイド氏の奇妙な犯罪 ジャン=ピエール・ノーグレット まだこれからです。
河出書房新社 指輪物語完全ガイド−J.R.R.トールキン赤表紙本の世界−河出書房新書編集部編 行動の詳細な地図がついているのがうれしい。英語版はエジンバラで購入したのですが、日本語で解説まで書いてあるのがうれしいです。
原書房 トールキンによる「指輪物語」の図象世界 W.G.ハモンド/C.スカル 井辻朱美訳 トールキン自身の絵が満載。そのペン画は味があっていいですね。英国の絵画の流れを引いていて、本人が持っていたイメージはやはりどこか英国風ですね。
静山社 携帯版ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング 松岡祐子訳 あまりベストセラーになったので逆になかなか読む気にならなかったのですが、新書版がでて持ち運べるようになったので買うことにしました。さて読了までにどれだけかかるかな?